釣り酩人・・・0yaziの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2010年-No2

    2010年07月08日

            美味いぞぉー・・・泥捨て場のカレイ

     いや、山に行けない身体になってしまったんで、しょうがねぇ、釣りにでも行くか?と言うことで行ってみました。
    いやいや、釣りは行きたくて行っているんでありますけれどもね、しかも天気も狙って・・・。
    まあ、しかし、足がダメで山に行けないジレンマは、正直に言ってたっぷり抱え込んでいる訳でして、釣りに行きましても、嬉しさともどかしさとが鬩ぎあう訳です。
    が、しかし、一旦竿を握っちまえば、名人と言われ、天才と恐れられたおっさんでありますから、やっぱし、モノの見事に大漁になるのはいかんともし難い訳であります・・・いや、ホントーに良く釣れるね。

     前回は朝起きがけの天気に騙されて出掛けるのを控えたら、日中はとんでもなく良い天気だった訳で、今度は騙されネェゾ、と前夜のうちから朝は雨でも出掛けれるぞ、と堅く心に誓って布団に潜ったのでありました。
    で、目覚める事4時半・・・霧雨であるな、しかし、東の空は・・・うーむ、分からん、と。
    そんな訳で、まかり間違ったら船の調子だけ見て石巻から鳴子温泉にでも行っちまえ、と、温泉セットも積み込む抜け目の無いおっさんで有りましたが、しかし、お天気は万石浦へ向う程に良くなり、駐車場に車を入れる頃には短パン一丁で間違いなくOKの天気になっていたのでありました。

     さて、船に行ってみると・・・おっさんが金を出して、おっさんが作った桟橋の上に、隣の退職ジジイの富喜丸の刺し網やら蟹かごやら、小汚い漁師道具が散乱しているでは有りませんか・・・これだからシロートのジジイは好かないんだ。
    おっさんが楽をする為に作った桟橋を、なんでお前が占領するかね?と言う事で、かなりの悪意を込めて落ちる寸前の所まで押しやって場所を確保した訳です。
    いや、おっさんはネコ車を手押しで50リットルの燃料その他を運んで来る訳で、ジジイどもは軽トラで動いているんだから、お前ら俺の邪魔すんなよな、と怒るのはしょうが無いと思うのであります。
    それでなくてもシロートがおっさんの舫をペラでぶち切ったりするんだから・・・ホントにもーシロートがぁ。

     いや、もうお日様は昇り切って出港準備のうちに既に汗だくでありまして、船が沖に出る前にビールを一発やっちまいたい衝動に駆られつつも、一枚釣れるまでは我慢ダベ、と。
    エンジン絶好調、凪ぎ良し・・・いざ出港・・・7時丁度でありました。
    出港間際に阿部さんにつかまっちまって、一くさりご指導とご鞭撻を頂戴したのでありますが、前回の事も有りますので、本日は何が何でも泥捨て場、誰がナント言っても泥捨て場と決めて行く訳で、能書きを効いてる時間がもったいねぇ、でありました。

     津波で被害を受けたらしい牡蠣棚は順調に復旧している様子で、万石浦は一段と過密度を増し、一寸やそっとじゃ何処をどう走ればよいのか分かりゃぁしません。
    まっ、おっさんは万石浦は庭なんで、どんなに牡蠣棚を張り巡らされようとも少ししか迷わないんでありますが、こりゃぁアレです・・・航路もクソもお構い無しで樽が浮いている訳で、毎度の事ながら難儀します。

     南へ向って一直線・・・GPSでは170度〜180度の方向へ向かって行く訳ですが、べた凪の海で、何も見えない沖に向って行くのはなんとも爽快な気分であります。

     
    渡波の堤防を出て後ろを振り返る、の図

     しかし、気分とは裏腹にスピードが今イチ乗って来ないな、と・・・心無しかペラもガタついて回っているような。
    うーん、一応見ておきましょうね、と言う事で船を止めてプロペラを上げてみれば・・・おお、大量のアマモが絡み付いているでは有りませんか・・・こりゃ重いは、と。
    掃除してやったら快調で、4400回転で20ノットと、いつもの調子を取り戻したのでありました。
    で、大波小波をシャバシャバと掻き分け蹴散らし進む事40分・・・海の色が腐った緑色から抜けるような青黒い色に変わって、水深48メートル、フェリー航路から1マイル沖目・・・おっさんの一押しポイント到着であります。
    うーん、しかし、刺し網の数もそれなりでありますねぇ。
    うーん、風向きは・・・おお、逆かぁ、流されて行く先は網地島方向であるな・・・そちら側には刺し網は無いのでありました。
    んじゃぁ、と言う事で、本日は最初からシーアンカーをぶち込んでの、お気楽流しと決め込みました。
    で、シーアンカーぶち込んで、エンジンを止めて、プロペラ上げて、戦闘態勢完了、と。

     海上は風があるので直射日光を受けても左程熱いとは感じないで、うっかり裸で過ごしたりしたら大変な事になる訳です。
    日焼けにはかなりの免疫のあるおっさんでありますが、この度は余りの強烈な日差しに敬意を表して、麦わら帽子など着用させて頂いた次第であります。
    しかし、炎天下に有って麦わら帽子は天下無敵でありますね。
    これを一つ被っているだけで、肩の辺りまでカバーしてくれる訳で、これとタオルが一本有れば天下無敵であるとおっさんは思うのであります・・・最近はとんと被っている人を見かけませんねぇ。

     
    おっさんのサンダルは外身の長さが30センチ以上です

     おっさん、ここの所自分で修理したショボイ釣り竿を使っている訳です。
    折れたのを継ぎ接ぎしたり、エポキシで固めたりと、貧乏であるが故に我慢していた訳でありますが、前日、とうとう上州屋にて、新品の竿を一本買い求めてしまったのであります。
    いや、2万だの3万だのと言うのを勧めて来る店員に、おっさんの何処にそんな金があると思うんだぁ、と罵声を浴びせた所、それならおっさん、良いのが有りますぜ、と言って出して来たのが、おっさんでも手が出せそうな6千と某の竿でありました。
    おお、これより安いのは無いのか?と一応尋ねると、店員は、ふざけんのも大概にしろよ、と宣うので、まっ、んじゃぁこれを買い求めよう・・・10回払いでね、と。

     そんな訳でおっさんは久方ぶりに新しい竿で釣ってみた訳でありますが、竿なんてモノは、名人であり、天才と呼ばれたおっさんには、物干竿でも旗竿でも、何でも一緒であるな、と・・・でも、一度くらいは3万円の竿なんて言うのも触れてみたいなぁ、と。
    しかし、竿がなんであれ、カレイは釣れるのでありまして、ドガチャカドガチャカと釣れて来る訳であります。
    たくさん釣れると忙しいんでありますが本日はシーアンカーぶち込んでダラダラ流しで釣っているので操船をしなくて良い分とても楽なんであります。
    そんなもんで、釣りながら、飲みながら、喰いながら、と、いろんな事をしながら釣る訳ですが、もーいらねぇと思っても釣れちまう訳で、やっぱし天才で名人のおっさんはカレイの天敵であるな、なんて事を思う訳であります。

     なんだか間抜けな釣り船がフェリー航路の真上に陣取っちまいまして、しかも、近づいて来る大型フェリーに気付かず、フェリーが嫌がらせっぽくギリギリですり抜けようとした時にやっと気付いて全速で逃げに入ったと言う、面白い光景など見せて頂いたり・・・しかし、この船は落ち着き無く動いておりましたが、釣れなかったんでしょうかねぇ?

     いや、新しい竿は8対2の先調子、硬調でとても塩梅良い訳です・・・これで一割引で5850円でしたから、まずまず、よい買い物であったな、と満足しておりますと、竿先がガンガンとしなって海面に引き込まれた訳であります。
    ウヒョォー・・・イシガレイの刺身が喰える、と思ったら、アレだ・・・頭振ってやがる・・・ネウだな、こりゃ、と。
    まあ、それでも上げてみたらでかかったんで、やっぱし刺身で喰ってやるか、と言う事で、さっさと絞めて血抜きして、氷のたっぷり入ったクラーへぶち込んで、と。

    釣って直ぐは見事な黄金のネウで有りました

     これが終了の合図であったものか?ネウを絞めてハラワタを抜いて氷付けにして、さあ、あと一踏ん張り、と竿を出したんでありますが、手のひらサイズばかりが上がって来るのみで、塩焼きも煮付けも、ましてや刺身なんぞは望むべくも無いと言う程に調子が下がっちまった訳です・・・どう言う風の吹き回しなんでしょうか?
    うーん、釣れねぇなぁ・・・飽きたなぁ・・・ビールもねぇし・・・あっ、餌もねぇや、と言う事で止める事に決定。
    いや、これが良くしたもんで、止めた、と思ってシーアンカーを上げて船に水などぶちまけて流している間にパヤパヤだった風がバヤバヤになってきまして、大きなうねりも来るようになった訳です。
    まっ、ちょうど良い潮時でありました・・・それにしても釣れたなぁ、と。

     
    石巻湾の参考図・釣り場

     

    本日のおっさんの持ち帰った釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・20〜32センチ  45尾(一皿300円 塩焼き用他)

    マコガレイ・・・・・・・・30〜35センチ  03尾(一皿490円 お刺身用他)

    ネウ・・・・・・・・・・・45〜45センチ  01尾(一本198円 お刺身用他)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 自主規制により20センチ未満は釈放しております。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 28リットル

    では、また。

    では・・・また。


    船の免許持っている人で乗ってみたい人、無料で貸しますので是非ドーゾ
    一緒に釣りに行って、おっさんと腕比べや飲み比べをしてみたい人も是非ドーゾ

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