釣り酩人・・・0yaziの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2010年-No3

    2010年08月22日

            釣り過ぎだよな・・・反省する

     おっさん程の腕前になると釣れるとか、釣れないというレベルでは釣りは語らない。
    うん、この域に達すると、釣りについて語る事なんて言うのも既に無いとも言える訳で、まっ、風に吹かれて心の赴くままに波間を漂えば、自ずとカレイがバケツの中に揃う、と言う事だね。
    と、言う事で、まっ、本日も釣れてしまった訳で、今更もうカレイ釣りなんか語らなくても良いのだけれども、しかし、おっさんの釣行レポートを首を長くして待っている日本全国300000000人の読者の為には、書かねばならない義務も在る訳で、しからば、本日も書かせて頂きましょう。

     二度寝して起きたのが5時なんだから出遅れたなんてものじゃぁ無い訳で、8時の最干潮の潮位が25・・・うーん、厳しいなあ、早く出ないとなぁ、と言う事で気持ち急いで行った訳です。
    まっ、鉄パイプ桟橋を設けてからというものは5月の大潮時以外はなんとか出入り出来ている訳で、この度もペラが泥を咬む事も無く無事、7時半の出港で在りました。

     おっさんはこの度、エンジンの調子が心配でそれを見るのもやって来た目的の一つなんであります。
    8月1日に出た時に冷却水の勢いが弱くて、何となくしょぼい、年寄りの小便のようであった訳です・・・インペラかやぁ?それとも、冷却水の経路に塩の結晶でも出来て詰まったかやぁ?と、なんでかんで気になった訳であります。
    で、船にのりまして出港準備のアレコレが整いエンジンを掛けて冷却水の勢いを見ますと、前回と同じで勢いも弱く、しかも、やっぱし年寄りの小便宜しくあっちこっちに飛び散らかす訳です。
    うーむ、これはひょっとして、この出口に何か詰まってやしないかい?と思い立ったおっさんは、弁当の割り箸から爪楊枝を取り出しまして穴メドをぼじくってみた訳であります・・・アーラ不思議、たったそれだけで若い頃を彷彿とさせるとび具合に戻ったと言う・・・目出たしめでたし。

     冷却水がダメだと沖でエンジン停止とか始動不能とかになる訳で、数年前にインペラがふっちゃけて救助&曳航をお願いしたみっともない経験があるもんですから、慎重になっちまう訳です。

     夏空の下、ほとんどべた凪の中を、おっさんは泥捨て場と言い、世間では田代沖魚礁と言う辺りを目指して順調に走って行きました。
    しかし、盆後だからですか?遊漁船は少ないな、あんましスパンカーが見えないな・・・おっ、波島よりになんぼか固まっているな、とそれらを横目で見て、目指すは航路の先の定置網の脇っちょ、と。

     8時20分、所定の位置に付き待望の第一投・・・仕掛けは、前回から船に置きっ放しで針が錆びている「船頭スペシャル13号」であります。
    アオイソメを刺す時に、すっと刺さらずにブチっと刺さる程に切れのない針でありましたが、まあ、名人で天才のおっさんにはこの程度のハンディーは何でも無い訳であります。
    いや、それにしても早く一匹上げてプシュッとやらないと喉が渇いて干上がっちまいます・・・さっさと来なさい,一枚目、と。

     
    毎度、渡波の堤防を出てすぐ東方向、生草島と鵜の糞島方面を望む

     重りが底についてから3分27秒でありました・・・ククッ、ククククッといつもの当たりであります・・・ククが3回で243グラムのカレイが掛かったとおっさんには分かる訳です。(クク=81が3回で243、ねっ)
    上がって来たのは幸先良い塩焼きクラスでありまして、これを合図にプシュッと一発目でありました・・・レモンのカン酎ハイでした。

     10時頃までは石巻方向から沖に向って弱い風が吹いていて少しづつ沖に向って流されていたのでありますが、やがて一度風が止まり、11時頃から南から吹いてきまして田代島方向に船が流されるようになったのであります。

     まっ、おっさん程の名人になりますと何処をどう流しても釣れちまう訳で、クーラーには既に相当数のカレーが入っている訳であります。
    しかし、型が今イチでありまして煮付けはなんとかポツポツ入りますが刺身が無い訳であります・・・今日は刺身で一杯の予定だからな、外すわけにはいかないんだ、と。

     
    あれっ?前回と同じ位置で釣っているのにフェリーが沖を行く?なしてだ?

     成る程な、フェリーは中途半端に航路近くに釣り船がたむろしているのが邪魔で沖目を通って躱しているんだな、あんなでかい図体で気を使って入港するというのも中々どーして、細やかなお心遣い、痛み入ります、と。

     それにしても暑いです・・・パンツ一丁に麦わら帽子と言う、なんともファンキーなファッションなんでありますが、誰も見ている人がいる訳じゃないし、ナンならフル珍でも良いのでありますが、時々釣り船の船頭が他船の釣果を調べるのに双眼鏡を覗くので油断は出来ません・・・おっさんもソ連のマークの入った夜でも見える双眼鏡と言うのを船に常備していますからね・・・小さくチャイナって書いてあるのが気になりますけれども。

     さて、風向きが変わったのを期にパラシュートをぶち込んだんですが、だらしなく船の下に沈んでシーアンカーの役目は果たしていません・・・まっ、いずれナンボか吹くんだろうからと入れっ放しでダダ流しを続けました。
    田代島に向って流され出したら運良く底引きが入れない刺し網の前をきれいに流れて行った訳ですが、ここが本日の当たり場でありました。
    30センチ程度のマガレイがポンポンと来たと思ったらお刺身用のマコガレイも入って、酎ハイとビールで酔っ払ったおっさんは腹を叩いてアーこりゃこりゃ、と。

    まっ、こんなような30センチ級のマガレイがスコスコと上がるんだね

     しかしアレです・・・30センチ級のマガレイは良く引きますし、時には首を振ってグングンとやるので、おやっ?イシガレイすか?なんて事もちらっと思ったりする訳ですが、正真正銘のマガレイなんですね。

     最近、夏場は水代わりにと思ってアルコールの薄い酎ハイを飲んでいるんだけれども、本日は拙い物を買っちまいました。
    アルコール分9パーセントなんて言う酎ハイでありまして、まっ、それはそれで酔っ払っちまうだけの事で良い訳ですが、しかし、他の事が気になりました。
    大きな文字で甲州産のブドウの果汁入りとか書いてあるんですが、果汁含有料が0.5パーセントって、馬鹿にしてんじゃないの?
    アルコールは9パーセント入れといて果汁は0.5パーセントって、大書するべきポイントになっていないと思うのはおっさんだけでありましょうか?・・・ギャグか?

    これが底引きの船なんですが、ナニを獲っているのでありますか?

     やっぱし昼頃から風が強くなって来て、塩梅良く流されて行く訳です・・・岸に近づくので帰りの燃料が助かるぞ、と。
    で、11時頃から一時間程遠くなっていた当たりがまた復活しまして、程良い型のマガレイがポンポンと上がる訳であります。
    しかし、もう既にクーラーは独りでは持ち上がらない程に重くなっている訳で、魚は要らないんだけどなぁ、でもアルコールを覚まさないとなぁ・・・で、間もなく餌切れで嫌でも試合終了のサイレンは鳴るのでありますが、それまでは我慢して釣らなければならない訳です・・・釣れ過ぎる釣りも辛いもんでありますね。

     1時半、田代沖魚礁と言うのは魚探で見てもほとんど平らなんですが、やっぱし何かが沈んでいるんでしょうね。
    先ほど取り替えたばかりの「匠」と言う特価品の高級仕掛けを根掛かりで持って行かれたのを期に、本日の試合終了となったのでありました。

     
    石巻湾の参考図・釣り場

     いやぁ、死ぬ程暑かったっす・・・でも、真夏の海は良いですねぇ。  

    本日のおっさんの持ち帰った釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・20〜30センチ  50尾(一皿300円 塩焼き用他)

    マコガレイ・・・・・・・・25〜38センチ  03尾(一皿490円 お刺身用他)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 自主規制により20センチ未満は釈放しております。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 27リットル

    では、また。

    では・・・また。


    船の免許持っている人で乗ってみたい人、無料で貸しますので是非ドーゾ
    一緒に釣りに行って、おっさんと腕比べや飲み比べをしてみたい人も是非ドーゾ

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