釣り酩人・・・0yaziの釣果
釣りに行きましたよ・・・2010年-No6
2010年12月18日 日曜日
まっ・・・こんなもんかなっ ?
前回は悲惨な結果に終わっているので、今回は外せないよな、と思いつつ、しかも、年末だからナメタでも・・・なぁーんちゃって、身の程知らずが。
釣りに行く気なんか無かったんだけれども、天気図を見ていたら、近来稀に見る好天かも知れない、と思って、急遽上州屋に走って仕掛けを買い求めて来た訳です。
その仕掛けとは・・・ナメタ用でありまして、特別な、いつものカレイ流し釣り用とは全然別物なのであります。
いつもの奴は、三本針の一セットが398円もする高級品なんでありますが、こんな高価な仕掛けをナメタ釣りの岩場で浪費したのでは一家が破産しちまう訳です。
なので、二本針仕掛けが三セット入って248円の普及品を買い求めて来た訳であります・・・それだって単価は80円もするんすぜぇ。
波っ気はありますが安定した風でした・・・牡鹿半島方向を臨む
いつものように利府街道の餌屋でアオイソメを買って、弁当買って、ンコして・・・あれっ?餌屋のドアが開かない。
電気もついて準備万端そうなのだが、扉は開かない・・・もう一人、爺様もごしっ腹焼けて戸をドンドンと叩くも音沙汰はない・・・諦めた。
仕方が無いから渡波の釣具屋で買おうっと・・・で、渡波へ急行。
途中の三陸道から石巻の製紙工場の煙突の煙を見れば・・・やっぱし斜め45度以上に倒れている訳で、風速5E程度かと推測。
渡波の釣具屋でイソメを買ったのだが、1000円分でやけに少ない・・・いつもの半分かな?しか重さが無い・・・ヤバく無いか、これって?
まっ、前回がもの凄い不漁で餌はほとんど放流して来た訳で、今だけ使い切ればまずまずか、と言う事で納得。
万石浦は穏やかだが、水面は風でざわざわしている・・・これ以上吹かない事を祈りつつ、猫車に一式を積み込み船に向う。
船は遠目には異常なし・・・のはずだったが、大いに異常有り、で、なんと艢に張ってある一番メインの太い舫ロープが張っていない。
あいやぁー・・・なじょしたべ?と、遣繰りになっているロープを引くと、なんぼでも引けて寄って来る。
で、とうとう全部上がり切っちまった訳です・・・ありゃぁ切られてる・・・スクリューだな・・・相手もペラ曲がったべ、と。
この船の隣は、にわか漁師の富喜丸・・・ありゃ?なして本日はあんな遠くに留めてあるのだ? まっ、やられたものはしょうが無い。
しかし、アベさんも最近全然管理してくれていないな、風が吹いたら船が陸にブチ当たっていたのに・・・南が吹かなくて幸いだったな、と。
ああ、あっ、沢村ロープの20ミリ・・・高いロープなのにこんなにズダボロにしちまって、帰って来てから難儀するよりも今のうちに、と、遣繰りを張り直すも繋ぎ目が邪魔で上手くロープが行き来しない・・・スプライスしている時間はないよなぁ、で、通称テグス結びで繋いでなんとか長さを出し、繋船に差し支えない事を確認してから出港と。
餌屋で時間を食って、ここでまた時間を食って、出港したのが7時50分でありますから、起床してから3時間が経過している訳であります。
大して寒くも無いんでありますがやっぱし一月放っておいたエンジンは素直には掛からず、何度各ランキングを繰り返してやっとブルルンでありました。
で、冷却水ので具合、オイルランプ、その他をサラッと確認し、GPSと魚探もOK・・・よっしゃぁ、ナメタの前に取り敢えず喰う分確保に泥捨て場だぁ、と。
うーん、天気予報は波の高さは一メートル未満と宣っているんだがなぁ、昨日あんだけ吹いて、本日もこの風だからなぁ・・・ほら、やっぱりだもの、と。
まあ、しかし、追い風なんで船が飛び跳ねないので走り易く、巡航速度の4500回転20ノットで泥捨て場を目指したのであります。
で、渡波の堤防を過ぎてから30分で、第一釣り船発見・・・へぇっ?随分手前じゃないかい?あの辺は、昨年の11月に良い思いをした辺り・・・うーむ、と睨んで取り敢えずもう少し起きを目指した訳でありますが、たぶん、当たりはこっちの近い方でありましょう・・・推測ですが。
で、仙台港への大型船の航路よりナンボか手前の45メートルで船を止め周囲を見渡すと・・・有名釣り船が一艘もいない・・・渡波の船がいない。
と、言う事で、手前にいたのが渡波の船で、沖目に居るのが塩竈の船か?・・・よし、んじゃぁ中とって中途半端にここでやってやるわい、と、決定。
しかし、北からの風が中々の物なのに、バックに入れたまま高めのアイドリングと吊り合って、釣り糸はすっかり真下に出て楽勝でありました。
で、渡波で買ったイソメは明らかに朝鮮ゴカイ=アオイソメではなく、赤くて太くて堅くて・・・日本風かもしれないなぁ、と言う見慣れない物でありました。
数はいつものアオイソメの半分も入って居ない感じで、房掛けどころか一匹掛けしていたらあっと言う間に亡くなっちまうなぁ・・・半分づつだなぁ、とケチして使わざるを得ない餌なんでありましたが、それが、まるで岩ゴカイみたいに針持が良く、頭を切って胴だけでも餌落ちしない訳で、これならなんとかなるかもなぁ、と一安心。
さて、笹濁りの海に錘を降ろして待つ事僅かに1分28秒06・・・ああ、懐かしの仙台湾のマガレイの、あの、上品な中にも力強さと奥ゆかしさを秘めた、ククッと言う当たりが来た訳であります。
うーん、こんなに早く勝利のプシュっをやっちまえる訳ですか、と、ほくそ笑んで上げたカレイは・・・まっ、唐揚げ以上塩焼き未満のサイズでありました。
で、おっさんはここから割と間断なくコンスタントに中小のカレイを上げた訳ですが、やっぱし手前が良かったんだろうな、と思ったのは、北風に乗っておきに流されて水深が深くなるに連れ、型が細かくなって行くのであります。
釣り橋めの場所が中学生で、やがて小学6年生から低学年になり、航路に寄れば寄る程に、未就学児童や乳幼児の小さな型になって行くのであります。
26.5センチの長靴の先の大きさとカレイを比較すると・・・幼稚園ですね
と、言う事で、おっさんも船を戻すついでにズズー一っと手前に移動して釣った訳でありますが、この辺でやっとこさっとこ30センチ前後を含む、煮付けかな、刺身かな、と言うのが入った訳であります。
それにしても遊漁船は結構頻繁に移動していたので、そんなに順調でもなかったと言う事なんでありましょうか?
おっさん的には、夏場の最盛期には及ばないまでも飽きないどころか、そこそこに忙しい思いをしつつ、バケツがいっぱいになったので、まずまず、本日のお日柄は決定的に大安であるな、と信じた訳でありますが・・・。
いや、今にして思えば、渡波で買い求めた、赤くて、太くて堅いアレがカレイの食欲をそそる餌であったのかもしれないなと思う訳です。
成る程・・・そう言えば包卵している♀ばかりが圧倒的多数で釣れて来るのは、そう言う事だったのかも知れませぬ。
透き通る白い肌に薄らピンクの卵を抱くカレイの色気に感嘆します。
で、11時・・・バケツがいっぱいになったので、いよいよ本日のメインイベント、ナメタ釣り開始であります。
しかし、ここでおっさんはしまった事をしでかしたと後悔する事になる訳であります・・・ナメタは餌をドッパリと付けるのがコツな訳です、がぁ。
ありゃぁ・・・イソメが無いわ・・・残り後5本しか無いわ・・・ナメタらあかん・・・いや、諦めたらあかん、と。
で、おっさんはメバルの毛針を三本上に付け、下にカレイの掛かり釣り用仕掛けを下げた、いわゆる欲張り仕掛けで臨んだ訳であります。
まあ、結果から申し述べますと、下針の餌は尽くリュウグウハゼに喰われちまい、たぶん居るであろう、シャイなナメタが喰う前にやられちまっていたと言うのが真相だろうと思う訳であります・・・故に釣れない。
本日、コレだけの根を攻めているにもかかわらず、どう言う訳か仕掛けを取られる事も無く、メバルの針を一本失っただけで試合終了を迎えた訳であります。
なんだよなぁ・・・根掛かり覚悟で捨てても良い仕掛けを大量に買って来たのによぉ・・・来週も来いってかぁ?
やっぱし、海は気持ちいいです・・・楽しかったなぁ・・・午後は凪ぎも良くなったし。
しかし、前半戦で捨てた多量の木っ端カレイで使った餌がもったいなかったなぁ・・・アレさえ無ければナメタが行けたのになぁ、たぶん。
これにて年内打ち止めであります・・・今年は少なかったなぁ。
石巻湾の参考図・釣り場
本日のおっさんの持ち帰った釣果
アカジ・・・・・・・・・・20〜30センチ 35尾(唐揚げ・塩焼き・煮付け)
メバル・・・・・・・・・・18〜22センチ 08尾(煮付け)
キツネメバル・・・・・・・20〜23センチ 02尾(無理して刺身)
ネウ・・・・・・・・・・・38センチ 01尾(隣の家へ)
※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
※ 自主規制により20センチ未満は釈放しております。
燃料・・・・・・・ガソリン 35リットル
では、また。
では・・・また。
船の免許持っている人で乗ってみたい人、無料で貸しますので是非ドーゾ
一緒に釣りに行って、おっさんと腕比べや飲み比べをしてみたい人も是非ドーゾ
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