日々の雑感 独り言 No.6
シロートなりの山の事 あれこれ
別に書きたい事があって書き始めた訳ではないので、始めた瞬間から行き詰まっております・・・いや、定期的な更新を目指しているもんですから・・・いえ、誰に頼まれた訳でもありませんし、期待されていると言う声も聞いては居ないのでありますが・・・んじゃ止めちまえとな?そんな無体な。
ネタが無いので「山と渓谷」のペ-ジでもめくって摘んでみましょう。
空前の富士山ブームで、7〜8月の登山者数は六合目で40万人、七合目で32万人・・・えっ?2割が脱落しているのか?と驚くんでありますが、それにしても、累計とはいえ40万人もの人が登山道を歩いたらドー言う事になるものやら・・・いや、おっさんが考えるのは「糞尿」の処理であります。
まあ、富士山はほとんど頂上ちかくまでブル道と言うのが有るらしいので、それで搬送しているのかとも思いますが、仮にぶちまけたり、自然に地下浸透式など採られた場合には、下流の静岡県の銘水柿田川なんかはとんでもない事になりはしないかと、遠くの事でも心配です。
多い日には一日で一万人もの人出だそうで、喰うもの出すもの、凄まじい事になっているんでしょうね。
殆どが「吉田コース」で、20万人弱がここからで、「御殿場コース」になると一万人も居るのかドーか?・・・こりゃ御殿場が一番きついんでしょうな。
おっさんも登りたいんだけれども、富士山は尾根筋と違って隠れる所が無い山のようなんでキジ撃ちが出来なそうで、それで躊躇しているんですがね。
面白い記事で・・・いや、ばかばかしい記事ですか?登山者の意識と言うので「山小屋に風呂を求める登山者の意識」と言うのがある訳です。
いや、雨水に頼っている劔岳の山小屋で「ええっー?お風呂無いのぉー?やだぁー、聞いてないもん」と言う若い娘の声を実際に耳にしているおっさんとしては、驚きはしませんし、言ってみたって風呂は無い訳で入れないんだから、別に問題じゃないんじゃないですか、と、思うんですが。
こう言う話しになると、つい昔のダイビング屋の思い出を語っちまうのも良く無いんですが、熱帯の小さな島や、船に乗りっ放しのクルーズで潜る時には、日本の山小屋並みに真水には不自由します。
で、ダイバーのオネェちゃんはブスが多いのに髪の長い人が多くて、それが潮焼けして茶髪になっていたりするのにステータスを感じていたりする勘違い女も多い訳です。
で、潮焼けを潔く受け入れるのかと言うと、これがダイビングの後にはきっちりとシャンプーなんかする訳で、シャワーの占有時間は長いし、水は使うしで大迷惑な訳です・・・こう言う奴に限って、晩飯時には妙に色っぽいパレオを巻いたドレッシーな服装などして来る訳です・・・まっ、現地スタッフにはとても受けますが。
余談ですが・・・おっさんのダイビング屋のような辺鄙な所に来る客は、やっぱり変わり者が多く、日本人よりも現地人と交わるのを楽しみにして来る訳です・・・いや、交わると言うのは交流と言う意味で、ダイレクトに交わる訳では有りませぬよ。
で、山の環境でも海の環境でも一緒なんですが、自然の生態系を考えたり、環境の保護と言う観点からは、本来人間が普通に活動するべき場ではなかった所には、安易に足を踏み入れてはならない訳であります。
どんな山奥だってマタギは入っていましたが、その数と時期は限られていましたし、海だって、漁師以外は海中に潜るなんて事は無かった訳です。
で、面白いと言うか、矛盾を感じる最大のポイントは、海でも山でも、それをもっともらしく問題提起すね雑誌であります。
登山者の増加は雑誌の発行部数にはとんでもなく美味しい話しな訳ですが、それを、シャワー無いのぉ?と宣う勘違い初心者をネタにして、自分等は環境保護の先頭を走っておりますから,的な事を書くのは如何なもんなのか?と思う訳です。
ダイビングのガイド組合なんて言うのも、近頃のダイバーはマナーが悪いとか、技術も無いのに難しい海に平気で潜りに来る、と宣うんでありますが、おっさんに言わせると、この手のガイドは屁であります。
金さえ貰えばどんな所でも安全に案内して差し上げるだけの技量を持つのがガイドの努めでありますから、客にスキルの無いのは飯の種なんであります。
まっ、そうは言っても潜行出来ないダイバーや歩けない登山者はガイド出来ないんでありますけれどもね・・・。
おお、環境の話しだった。
で、山と渓谷の記事なんだけれども、見出しに「登山者に対する環境教育の必要性」と宣っているんだけれども、おいおい、一寸待てよ、環境教育ってナンだ?と、まず、環境保護の定義をしっかり示してくれよ、とおっさんは問いたくなる訳です。
いや、記事にはもっともらしい事は書いてある・・・登山者のストックが登山道を掘り起こして痛める、なんて、もっともらしくて分かり易い事が書かれているが、この問題は突き詰めれば、ストック無しでは登れない高齢者や足腰の弱い人は登るな、と言う事に行き着くんだけれど、それで登山業界が縮小に向かうのは、業界全体としても嫌なんでしょう?
この登山道ではストックの使用を禁止します、とすれば済む話しなんだが、個人の良識や常識の範囲での使用に委ねようと言う姿勢は、とても卑怯だと思うんでありますが、如何ですか?
ストックを製造販売している業者や、販売店からも、使用中止にした方が良いと言う声は絶対に上がらない訳で、便利なものを売っておいて、それが、環境問題と言いながら、個人の感覚や使い方の問題に矮小化されてしまうのはも、なんとも嫌な気分にさせられるのは、おっさんだけでありましようか?
まっ、勢いで序でに言うと「トレールランニング」と言う、山を走り回る新手のスポーツが胎動している訳です。
で、場所が登山と被る山岳地帯なので山の雑誌で取り上げているんでありますが、あれはランニングであって、登山とは無縁のものだと思うんであります。
それでも、場所が山岳地帯だからと自分らのカテゴリーにくわえたがるのも、ドーなんだろうねぇ?と思う訳です。
おっさんは登山者ですから、狭い山道を息せき切ったランナーに走り回られたいとは思わないし、実際に走って来たら、それがレース中でも絶対に道は譲らないと思います・・・意地悪で偏狭と思われても結構なんで、元来山は走って遊ぶようには出来ていないし、走りたいなら他でやってくれ、と、言いたい訳です。
まっ、次いでの序でに言うと、ずーっと昔に、あるスポーツが流行って行く過程に、それの振興にほんの少し関わった事が有ったんだけれども、まず、お題目はスポーツの振興と青少年の健全な育成なんて事を述べますが、関わっている人の大半は、そのスポーツに置ける立場と言うか、一目置かれたいと言うか、名誉職と言うか、そんな事と、もっと中心部の人間達は、はっきりと金儲けが狙いである訳です。
大会運営と言うのは、草の根では資金繰りが大変なんですが、一度自治体なんかが後に着くと、儲かる人はそれなりに美味しいもんだそうです・・・断言はしない・・・怒られるから。
と、言う事で、環境保護なんて本気で考えたら、山なんか登れないよ、と言うのがおっさんの持論な訳で、だけれども、出来る限りインパクトを最小限にして、海や山に迷惑をかけながら、遊ばせてもらっているんだと言う感謝の念を忘れたく無いな、と・・・消極的だけれども出来る限り。
まっ、本日も支離滅裂で的外れ、独り善がりでほざいてみましたよ、と。