大東岳 周回      

写真入り・山日記

    

      大東岳 1365M(立石沢〜樋の沢)



      08月29日  木曜日 曇り/晴れ



                                   
 5月の戸神山から更新が途絶えていた訳ですが、んじゃぁ登っていなかったのか? と、言うとそんな事も無くそれなりに出かけてはいたんですが・・・。



5月23日 残雪の後白髭山へ まだ足はビッコでしたが


6月11日 梅雨の晴れ間を狙って後白髪山へ 足はまだビッコでしたが


7月14日 梅雨の晴れ間を狙って後白髪山へ 足は下山時だけ痛みましたが


7月21日 夏空に誘われて後白髭〜蛇ヶ岳〜三峰 と回ってみました


8月04日 アサギマダラを見に後白髪山に行ってみました


8月11日 夏の雲が眩しくて 後白髭〜三峰を回ってみました 下山時に足が痛みました


8月15日 最上カゴ〜仙台カゴ〜白鬚山を回ってみました 足は快調


8月18日 泉ヶ岳(表)〜北泉〜大倉尾根〜14キロで林道歩きで足がダメになりました


8月22日 仙台神室に秋を探しに行ってみました 下りで足が軽く痛みました


 と、言う事で山には行っていた訳です・・・しかし、まだ重荷に耐えたり長距離には無理が有るので徐々に標高と距離を伸ばしている段階であります。
まっ、おっさんの近況などドーでも良い事ですが・・・しかし、泊まりの山行ができないのは辛いです。

    前説おしまい。



歩き始める前から右足首には痛みとも言い難い違和感が有り、本日はあまり調子が良く無い感じがして、自然とスピードが落ちる。

 沢を渡って右岸の巻き道を行く。
以前、沢を超える辺りには営林署のペンキの表示がやたらと有って、これだと慣れない人は混乱するだろうな、と思っていたらこの度はとてもスッキリしていて難なく道が見えた。

 まだまだ元気。
ひっょとすると真夏の草の生い茂る時期にここを登るのは初めてかも知れない。
草が茂っていた方が登山道が浮き上がって分かり易いのだな、と感じた。
思ったより沢の水が少なく数年前に作られた落ちそうなトラバース道を行く事無く、沢の岩の上を行けた。

 流石に大東の表コース。
ゆっくり歩いているのだが標高がぐいぐい上がる・・・結構虫が煩い。

 トラバースから開放され尾根筋に出た。
40年前にはまだなんぼか所々で展望が開けたのだが、今は山頂までほとんど何も見えない・・・それでいて急傾斜で登りがきつい大東岳、何故に人気なのだろうか?

 東清水を超えた。
コブシ平・・・こんな名前も昔は無かったと思うんだがなぁ〜と、思いながら次の鼻こすりの急登前に水を一口飲む。
10時少し過ぎだと言うのに下山して来る人と行き会った・・・長靴登山は常連さんか?


刈り込みをしたばかりなのだろうか?

 鼻こすりの急坂に喘ぎながら上り詰めると登山道が刈られた笹や灌木で埋められていた。
うーん・・・登山道の整備と言うか、刈り込みは有り難いんだが、刈った笹を登山道に敷き詰めるのはどーなんだろうか? と、思う。
いや、笹の下にコロ石など有っても見えないし、何よりも足に絡み付いて歩き難い・・・贅沢か?

 11時10分山頂着・・・2時間40分。
2008年が2時間で、2011年が2時間20分で、今年が2時間40分・・・著しい衰え。
11時10分で昼飯と言うにも早いのだが、大東では意外と飯に適した場所は少ないのでここで喰う事に。
いや、弥吉ころばしの手前の展望台か、樋の沢の避難小屋か? 後は急傾斜地か薮で飯を食うような場所は少ないと思う。

 11時40分山頂出発。
大東岳を樋の沢方向へ下る山頂付近は通常はグチャグチャの泥道な事が多いが、本日は登山靴が沈まない程度に乾いていた。
弥吉ころばしあたりまで、シャクナゲもリンドウもハイ松も、手当り次第に刈り込まれていて登山道は広々していた。

 1時 樋の沢避難小屋着。
一気に600メートル強の下りに足はガタガタになった・・・登山道が雨で削られ段差が酷かった。
大東岳は割と手入れの行き届いた山で随所に無駄な鎖が張られているが、弥吉ころばしから避難小屋まで、お助けロープが欲しい箇所がいくつか有った。
避難小屋に入らず外で小休止。
山の中の避難小屋と言うと冬期に役立つ事が多いと思うのだが、この小屋に厳冬期に来られる登山者は居るのだろうか?
樋の沢の登山道は積雪期にはただの斜面になって歩けないし、山頂を越してこちらに降りる人が居るとも思えないし。
昔からここはテント場だったのでこの山で小屋を作るにはここしか無いと言うのも分かるのだが、避難小屋としてのお役立ち度はあまり無いような・・・気のせいか?

 1時15分出発
右足が限界を超えて痛み出したのでテーピングをして固めてみた・・・足首が曲がらないのでロボット歩きになった。
それでもここからは基本的には下り一方・・・しかし、ロープや鎖はここからが本番なのだが。


登山道の土が崩れて岩場になっている

 登山道が落ちていた。
京淵沢へ出る手前だったと思うんだけれども、定かでは無い。
前から倒木が有り地滑りしていて、いつか落ちるんだろうなと思っていたところがキレイに落ちていた。
トラロープが一本下がっているが、これを誰かが掴んで渡ってそのままにして行った場合次の人はアスナロの枝を掴んでトラバースする事になる。
しかし、アスナロの枝がだいぶくたびれていて心許なくなっている。
いずれ何かの策が施されるんだろうけれども、トラロープを向うへ投げ返しておく事を心掛けたい・・・ナンちゃって。


京淵沢の紛らわしい場所

 京淵沢の道はなんとかしないとダメでしょ?
毎度思う事なのだが、裏コースを登る人の事は考えていないのか?
上の写真は三叉路に見えませんか? 左のはっきりした筋が今は廃道の旧登山道、で、右が正しい道。
左は廃道になっているが、間違って進んでもすぐに気付くのだが、数年経ってもこれだけはっきりした筋になっていると言う事は、歩く人が多いと言う事でしょう。
昔の道を知っている人は左へ行くし、古い地図でも左巻きだ・・・おっさんも本小屋から登って来て迷わず左へ入って行った事が有る。
言いたい事は・・・ペンキマークで済むのだから書いて欲しい、と。

 余談ですが・・・登山道のマークに矢印は止めるべきだと思う。
鳥の目マークの赤ペンキ丸印を使うべきだと思う・・・間違いそうな場所に続けて打って、それを追えば黙って登山道、と言う事で。
トレッキングの先進国ではコース事に色分けしてそれを追えば間違わない事になっている・・・らしい。

 この度の大東岳周回コースはちょっとした掛けでありました。
まともな時でもガツンと下る山頂から樋の沢までの急坂に右足は何処まで耐えられるのか? まっ、耐えられなかったんですけれども。
で、避難小屋から本小屋までの道々はスピードは出ないし一寸した凸凹で転んじまうし、で、散々でありました。
しかし、この所毎度思う事でありますが・・・ビッコでも痛くても何とかなるもんだな、と言う事であります。
で、これ以上良くならない事も考えられる今日この頃・・・ンならこれで何処まで登れるかやってやろうじゃないかぃ? と言う心境な訳です。

 いや、写真もろくに撮らず、下りに備えてビールも飲まずに望んだ大東岳周回コース・・・8時半出発で3時半戻り・・・7時間ですか?
 まだまだ覚束ない足下ではありますが・・・本人は大満足でありました・・・本日は杖突き歩きですけど。

  この気持ち!!!わかるかなぁ〜 わかんねぇだろうなぁ〜

   いやぁ・・・山は やっぱし良いもんです。



     この話 完




山の状況、情報は適当ですので、ご注意下さい・・・


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